ども〜! ダイスケです。
今回のブログもついこの間、来店したお客さんのヘアースタイルについて書いていこうと思います。
今回は23歳のナイスガイです。
こちらのお客様は独立する前から4〜5年ほど担当させていただいています。
彼が学生の頃から担当しているのでもう4〜5年ほど担当していて、彼の好みや、髪のクセなどの情報はバッチリ僕の頭には入っています!
今回のメニューはメンズパーマとカットをしていきます。
まずはいきなり完成した写真です!
こんな感じにしていく間の解説などを書いていきますね。

まずは最初にシャンプーをしてからカットをしました。
サイドとバックは刈り上げています。
普通にトップの毛とつなげて切る刈り上げではなく、2ブロックにしてあります。
サイドからバックにかけてグルッと刈り上げをしているのですが、バックはトップから落ちてくる髪との馴染みを良くするために、バリカンで一定の長さに刈り上げるのではなく、上に向かって長くなるようにグラデーションをつけて刈り上げをしていきます。
2ブロックのスタイルをされてる方でトップがパカパカ浮いてしまって、スタイリング剤をつけないと良い感じにならない方は、バリカンで同じ長さに刈り上げられてないか見てみてください。
少しグラデーションをつけて刈り上げると、トップの毛が上から被さる所の段が少し緩やかになって浮きにくくなります。
段差が大きいとパカパカ度も大きくなるので、そこに緩衝地帯を作ると馴染みが良くなります。
2ブロックを作ったらトップの毛を切っていきますが、パーマをかけた後の事を考えてカットしていきます。
パーマをかけるとクシュクシュになって見た目の長さが短くなります。
だから最初のカウンセリングが大事になってきます。
パーマの強さのイメージを共有していかないと、仕上がった時に短く感じたり長く感じたりする事が起きてしまいます。
そしてパーマをする時、先にカットする場合と後からカットする場合もあるので、パーマをかけてからヘアースタイルを考えたり、カットしてからパーマを考えたりせず、ヘアカットとパーマを1つのパッケージとして考えておきましょう!
例えばスマホの画像やヘアカタログなどを利用しながらよ〜く相談する事をおすすめします。
話しは戻って、サイドの毛はちょうど2ブロックが隠れるくらいの長さにカットしていきます。
パーマ後は少し短くなって2ブロックが見えるくらいになるって感じです。
スタイルは普通のショートレイヤーです。
ちょっと前下がり気味にしてあります。
前下がりに切ると後頭部にボリュームを持たす事ができます。
また、印象がキリッとし、大人な印象やクールな感じの雰囲気が出やすいです。
逆の前上がりに切ると可愛い印象や柔らかな雰囲気を出せます。
今回はキツめのパーマが希望なので、ちょっとやんちゃでカッコ良い大人なイメージにしたかったので前下がりのショートレイヤーにしました。
そしてカットの後にパーマをかけていきます。

パーマはこんな感じに巻きました。
1番細いロットは紫色のやつです。
1番太いロットはベージュのやつです。
これは美容師なら共通でわかります。
サイズの径は色分けされていて、美容師なら誰でもブルーは何番、緑は何番って知っています。
パーマの強さはパーマ液の強さでも変わりますが、基本的にはパーマで使うロットの径の大きさイコールになります。
ロットの径の大きさに対して髪が何周できるかで強さが変わるので、皆さんも色を覚えておくと良いですよ!
次にパーマをかける時に次はもう1つ小さいロットにして強めにしてとかもできますし。
初めていく美容院でも、前のお店ではオレンジとピンクのロットを使ってましたとか言えます。
何度も来てくれてるお客様は問題ないのですが、初めての方だとパーマの強さのイメージの共有がかなり難しいです。
パーマの強い弱いは基準などなく単なる感覚の話です。
お店によっても、美容師によっても感覚はまちまちで2度、3度やって初めて希望のパーマの強さを探せます。
今回は2回転半ほどの強さで巻いています。
トップの毛だけ、毛束を捻ってから巻くスパイラルパーマにしています。
文章で説明するのが難しいですが、普通に平面的に巻くのとは違って少しくの字にカキカキと折れ曲がったような感じに仕上がる巻き方をしています。
私の感覚ですが、平面で巻くとフワッと柔らかな感じに仕上がり、少しスパイラル巻きをするとクールでセクシーな雰囲気にする事ができます。
今回は少し強めのパーマで仕上げてセクシーさと男っぽさを演出したいと思います。
巻いた後にパーマ液をかけて、少し時間をおいてからパーマが適正な強さになってるか確認して、次にまたパーマの2液をつけてまた少しおきます。
そして最後は流しま〜す。
そして流した後にセット面で髪を乾かします。
髪を乾かしてからドライカットで毛量や雰囲気の調整をしていきます。
髪を乾かす時には注意とコツがあります。
今回はパーマをしっかりと見せたいスタイルなので、乾かす時に髪を引っ張らないようにフワフワと髪を握るようにしながら乾かしましょう。
パーマってドライヤーを使ってガンガン乾かすとパーマが伸びてしまいますので注意してください。
まずは根元をしっかりと乾かしていきます!
中間から毛先は少し湿り気が残っているくらいまでに乾かします。
なぜかと言うとパーマは濡れてる時の方がしっかりと出るので、半乾きの状態でスタイリング剤で仕上げていきます。
今回はルベルと言うメーカーのパワーオイルを使用しました。

この金色のスタイリング剤がパワーオイルです。
見た目も歯磨き粉みたいで、さらに実は外見と同じく中身も金色でカッコ良いです!
もちろん使い勝手も良いですよ。
セット力が強いので前髪をねじり上げたりするにも良いですし、なんと言ってもギラギラに艶が出るので最近の流行りのスタイルには最適です。
テカテカに仕上げると大人っぽく渋くも決まりますし、かっちりしたスーツなどの服装とも相性が良いと思います。
また香りは海外製品ほど強くはないですが、しっかりとついてる印象で甘くなく爽やかな香りのため僕的には良いと思います。
このパワーオイルを根元だけしっかり乾し、毛先は少し半乾きの状態の髪になじませていきます。
馴染ませ方は簡単です。
手のひらに適量をとります。
付け足せば良いので1回で適量を取ろうとはしないでくださいね。
最初は少なめで手に取り手の平によく馴染ませて、円を描くように髪の表面にクルクル動かしながらつけていきます。
この時に指を立てて根元につけないようにすると良い感じになります。
根元までつけるとその瞬間は良いですが、時間が経つと皮脂なども加わって重くなりへたってしまいます。
また、指を立ててガシガシやると梳かれた短い髪を根元に押し込んだようになりツヤ感やまとまりが悪くなってしまいます。
手の平でゆっくりとつけていきましょう。
パワーオイルをつけて表面がまんべんなく濡れた状態になるまで、付け足しながらよ〜く伸ばしていきます。
全体に行き渡ったら指でつまんで崩したり、毛束を裂いたりしながらバランスを整えます。
1日崩したくなければ完成してからハードスプレーで固めてしまいます。
これで完成です!
今回は周りも思いっきり2ブロックでパーマも少しキツ目の割とハード目なスタイルですが、パーマの強さを変えたり、2ブロックの位置をもっと下へ下げたりする事で、もっとソフトな感じのスタイルへも作り変える事ができます。
気に入ってくれれば良いですが実は、パーマは髪の形を曲げて変えるものなのでトラブルが多いメニューでもあります。
カラーとは違いイメージがし難く、「想像してたのと違う〜・・・。」
って事になりやすく、また扱いにもコツが必要だったりします。
しっかりと担当の美容師さんと相談をしてから施術を受けてください。
そしてわからない事があるなら気軽に担当の方に相談すると良いと思います。
また予約をする時に相談したいと伝えておく事も大事です。
僕も長いとカウンセリングに10分〜15分とか掛ける事がありますが、でも実は次の予約の時間が迫ってるとどうしてもカウンセリングを早く切り上げないといけなくなってしまいます。
相談したいと伝えて頂ければ少し余裕を持たせてお時間を空けておけるので助かります。
今回はメンズパーマスタイルでした!
雰囲気がガラッと変わってお洒落な感じになりますのでお試しあれ。
Comentarios