この記事で、なんと6回目ですね!
なんともつまらない記事だと思いますが、今回もお店ができるまでの工程を紹介させていただきます〜
episode 6 床を貼る
前回の記事でお話したこの焼き杉を床に貼っていく工程までようやくきました〜
この写真のように杉板を適当な長さに切って、長手に向かって貼っていきます。
当店は、この写真の左から右に向かって奥行きがあるので、この向きで貼ると奥に向かって広く見えるように貼りました。
なんか説明難しいくなってしまいましたがわかったでしょうか?
工法はとても簡単です強力なボンドをつけて貼っていくのですが、木と木の間は少し開けて貼ります、湿度や気温でナチュラルな木は、膨張したり縮んだりすのでその分の余裕を少し撮ってやります
さらに、杉の木は反りなどがかなり出ます、凹凸がありますので木を1枚1枚見ながら反りの具合をチェックして配置していきました!
そして天井と床につっかえ棒をして、反りで浮かないように抑えつけて置きました〜
さらに足りないところは、写真の中の段ボールです
この中にはこの後、壁に貼り付けていくレンガが入ってるのでかなりの重量があります、浮きそうなところはこれでとりあえず抑えておきました!
そしてシャンプー台のスペースに壁を立ててもらいました〜
シャンプーって気持ちいいですよね?
その気持ちの良い時間をゆっくり過ごしていただけるように、半個室みたいにしました
上が空いてるのは、僕がシャンプー中でもお店の中が見渡せるようにと、完全に壁に囲まれてると圧迫感ありますもんね
そしていよいよ当店の自慢の壁を貼っていきます!
この写真に写ってる方はお友達です、このレンガの発注や、貼るための材料調達や貼り方を教えてもらいました
今まで、貼ってあった壁紙をベリベリーッっと剥がしてその上からコーキングボンドのような固まってもカチカチにならないボンドで貼り付けていきます
このレンガはオランダのレンガで、横が17cm、縦が4cm、奥行きが2cmの物です
寸法を言われてもピンと来ないと思いますが、よく日本でみるレンガよりも2回りほど小さいです
このレンガを選んだのはなぜかと言うと、当店は10坪程度の広さなので、規格が大きいものだと1列に貼られるレンガの枚数が少なくなり狭く感じるからです
このサイズだと、貼るのは大変だけどレンガが小さいからその分広く感じる事が出来ます
上から墨を打っていきます、寸法の縦4cmと目地の分の1cm
それを足して5cm間隔で壁に線を引いて貼っていくと綺麗に治ります
ただし、床や天井が並行かつ水平とは限りません
意外と建物って歪んでたりするもんなんですね、特にテナントの場合、前のお店の人やらが今まで色々いじってたりして意外に水平はあてになりません
あまりにも歪んでいるなら、現物に合わせた方が居心地の良い空間になるでしょう
並行が床や天井とずれてると、なんか少し酔うような?目の錯覚というか変な感じがします
貼り方も色々パターンがありますが、シンプルなレンガ張りにしました。
このレンガは正直かなりお高いです!!
DIYで施工したため半額ほどの出費ですみましたが、見積もりを出してもらった時は、1平米¥15000でした
オーマイガット
高すぎ! 貼るところが約30平米以上!
いくら掛かるんだよって感じですね
でも、壁って面積も広く、内装の中でもかなりイメージを決定づける場所なので、ここは奮発しました!
レンガの壁紙だと、10分の1くらいの値段で施工できます
ただ写真やホームページ上で見ればいい感じに見えますが、そのイメージで来店された時にがっかりされてしまうのも嫌ですよね?
独立前に色々と呼んだ本には、内装費にあまりお金をかけても意味がないとか、そんな様なことを書いてある本を見ましたが意味がないことはないですよ!
これからDIYでお店を作ろうと考えてる方!
もちろん、お店の運転資金や最初にかける宣伝広告費の方が重要なのは僕も同意見です!
ただし、僕のお店のケースだと、内装を見て来店される方がかなり多くいます
近くに住んでる方は、結構作ってる時から気になっていたみたいでオープン後きてくれたり、前の道をいつも車で通ってる方も気になってきましたって言ってきてくれる方がいます
お店を作る時、節約はもちろんなのですが、1番外から見える場所に1番の見せ場を作ると集客効果は間違いなくあります
そして、お店のブランドイメージも作りやすいのではないでしょうか?
そうなると、少しお金をかける意味もあるのかなっと思います。
こんな感じで、どんどん貼り進めていきまーす
コンセントの周りなど、細かいところは空けておいてどんどん貼りやすいところから、作業を伸ばしていきます
レンガを貼る時に、どうしても端の方に半分にカットしたレンガが必要になります
半分にされたレンガも販売されてはいるのですが、ちょっと値段が高くなります
僕は自分で新品を半分に割って使用しました!
割り方は簡単です!
いくつか方法がありますが、裏から石材を切る刃をつけたサンダーでカットするか、ハンマーでひっぱたいて割ります
僕は、以前にこう言う仕事の経験があったので、目見当でハンマーで割っていきます
ただし、予想だにしないところで割れてしまったり、かけてしまったりするので、材料が面積に対してギリギリの場合、失敗できないので道具で正確に切った方が良いでしょう!
ただし、カットした面は綺麗に切れすぎて、質感が馴染まないので、カット面は見える側にしないでください!
これがコツです! ハンマーで割った場合は断面が荒れるので、当店のような最初からエイジング加工されたレンガの場合は特に馴染みやすいのでオススメです。
柱にもレンガを貼っていきまーす!
この柱は2面だけ貼ります!
だって、裏側は手が入らないし、貼っても見えないですからね!
自宅ならありえないけど、お店なので仕方ないですね
店舗なんてあるものをいじるしかないのでちょっとハリボテ感が出てしまうかもしれませんが、正直できてしまえば全く気になりませんでした!
この柱は、新品がきっちり幅的におさまらないので、バランスを見ながら、レンガを割って貼っていきました!
一列に、3枚のところや、4枚、5枚のところなどを作ってランダムに貼っていきます
ランダム貼りの鉄則は十時に目地ができないようにする事です
十時になると何とも人工的なイメージになってしまいますので、必ず目地が交差しないように少しずらしてバランスをとりましょう!
柱の写真はこんな感じ!
ちょっと真ん中に十時目地が 笑
カットした所はやっぱ直線的で変ですよね?
まあでも拡大すると変なのですが、実際はいい感じに見えるので安心してください!
左下のちょっと黒くなってるところは、以前使った水性ステインを布につけてポンポンして色をつけてます
思ったよりもレンガの色の中に黒っぽいものがなかったので、自分で着色しました!
バランスを見てレンガの場所全体に着色して、もっとアンティークな感じにしています。
ちょっと出来上がった感じを見せちゃいます
受付横の壁です
黒い感じのレンガがアクセントになって渋くないですか?
そして真ん中に飾り柱を入れて2分割にしました
これは大工さんのN氏のアイデアです
さすがですね、柱を入れたらグッと締まりました
今回は床を貼る所から、壁のレンガ張りまで紹介させていただきました。
記事を重ねるごとに、自分でもあの時を思い出します
毎日大変な時期でしたが、仲間の協力を得ながら楽しみながらお店作りできました!
第6回と言うことで、お店もだいぶ形になってきましたね
次は当店自慢のバーカウンター風の受付を紹介しようかな?
それでは