こんにちわ〜
今日は朝から本格的に雨が降ってますね?
う〜ん梅雨がやってきましたねとうとう・・・
今日の天気予報だとこれから先4日間が雨の予報でテンション下がります
そして今回の記事はみなさんには全く興味もないかと思いますが、私たち美容師さんが使っているハサミについてよく聞かれることが多いのでお答えしたいと思います!
僕たちの使うハサミにはまず、美容ハサミと理容ハサミがあります!
名前の通りそのまま、美容師さんが使うハサミか、床屋さんが使うハサミかということです。
そしてそこから大きく分けてさらに2種類あります、それは普通の長さを切るために使う、普通のハサミと、毛量を調整するのに使うすきバサミの2種類です!
さらにそこから濡れてる髪を切るハサミ、乾いた髪に使うドライカット用のハサミ、15%や40%、70%などど1度の開閉ですけるパーセンテージが違うすきバサミなどがあります。
ベーシックシザース
基本的に美容、理容のハサミの形などはそこまで違いはありません
どちらかと言うと、理容ハサミの方がサイズが大きいかな?と言うくらいです
このベーシックなハサミは刃が直刃と言ってまっすぐな形状をしているため、髪が逃げにくく真っ直ぐ髪を切る事ができるので、最も使うハサミになります!
僕たち、美容師さんはだいたい5.5インチくらいから6.5インチくらいの物を使用している方が多いと思います!
僕のベーシックハサミは6.7インチの物を使用しています
ハサミが小さい場合は、操作性がよく細かなカットをするのが適していますが、刈り上げなどをする時に面を1度で整えることがむずかしくなるので、上手に刈らないと面がガタガタになってしまい安くなります
僕の場合はベーシックに使うハサミの中では大きいシザースを使っているため、長さの調整も刈り上げも1丁のハサミで全てこなします。
これからお子様のカットなどをしたくて、ヘアカット用のハサミを買う予定がある方は、6インチくらいのハサミが使い安くベストだと思います。
すきバサミ
皆さんはすきバサミと呼ぶと思いますが、僕たちはセニングシザーと呼びます。
片方の刃がくし状になっていて、髪の毛の長さを変えることなく毛量の調整をすることができます。
上記にも書きましたが、ハサミによってどれくらいすけるかのパーセンテージが決まっています。
最もよく使われているのは20%〜40%程度のセニングが一般的だと思います。
セニングの使い方は様々で、毛先に縦にハサミを入れて毛先のバラバラ感を出したり、毛束を捻った状態でセニングを入れたりもします。
パーセンテージは大きければ大きいほど当然ですが、1度にたくさん量をすくことができますが、髪のどこからセニングを入れたら良いかなど理解していないと、セニングの跡が髪に残ってしまうので気を付けましょう!
そしてこれが1番大事なのですが、セニングシザーはすけば空くほど髪にダメージを与えてしまいます
いっぱい軽くしてもらったのは良いけど、なんだかすごく髪がバサバサする、毛先がチリチリになった、艶が無くなってまとまりが悪い
なんて事感じた事ないですか??
それ、セニングの入れすぎの可能性大です
あとは、切れないセニングだと引っかかって痛いのでなるべく切れる状態を維持する事が大事です。
ドライカットハサミ
この種類のハサミはベーシックとは少し違います
何が違うかと言うと、刃の形状に丸みがついています
刃に丸みがあると髪が逃げやすくなるため、このハサミでスライドカットやストロークカットなどで毛量の調整をしたりします。
美容師さんには一般的ですが、多分使うの難しいので一般の方はセニングで毛量調整する方が良いと思います。
しかし特別なカット技術で、髪に動きや、束感などを出したい時、普通のハサミでもできるのですが、このような限られた時に使うハサミが活躍します。
最近の美容業界では、ドライカットの必要性が大きくなり髪型のフォルムにさらに再現性なども含めてヘアカットをすることが多くなっています。
そのため、今現在では美容師の使うハサミの中でも、もしかしたら1番使うハミになっているかもしれません。
僕も基本的に最後にドライカットをして仕上げることがほとんどなのですが、このハサミを握ってる時間がかなり長いです。
スライド、ストロークカットで軽さを出したり、任意の動き、束感はセニングで出すことが難しいからです、さらにセニングほど髪を傷めず毛量調整ができると言う長所も持ち合わせています。
だいたい以上が大きなハサミの特徴になります。
僕はこんな感じのハサミの組み合わせでお仕事しています
ベーシックシザー 6.7インチ
セニングシザー 25%
セニングシザー 40%
ドライカットシザー
この4丁です!
あとここにレザーも1つ!! たま〜に使います!
このハサミを用途に合わせて使い分けているのです
もう僕のハサミはだいぶ年季が入っていており、多分15年は使っています。
なんども研ぎに出して使っているため、長さもだいぶ短くなっていますし、研ぎに出してもすぐに切れなくなってしまいますが、その代わりめちゃくちゃ手に馴染んでいます。
なんども新しいハサミを試してみましたが、やっぱり古いハサミに戻ってしまう
道具は使い慣れたものが1番と言うことですね!
お値段はピンキリなのですが、安いものだと1万円くらいで購入することができます、セニングの方がベーシックなハサミより3、4割ほど価格が安くなっています。
ご家庭で家族の髪を切る場合は使用頻度も少ないので1万円未満のものでも十分だと思います。
僕たちが使うハサミは5万〜30万くらいの物を使ってます。
意外と高いですよね? 笑えないです・・・
この値段の差はハサミの材質によって値段に開きがあるのですが、最近では軽くて錆びなくて安いステンレス製の物が主流だと思います
コバルトなどの硬い鋼を使用しているハサミは長く切れ味が持続します、そのぶんお値段は一気に上がります
しかし、コバルトシザーはスライドカットなどの髪の上を滑らすように切る技術には使えないなどの欠点もあります。
そのため、長さの調節などのハサミにはコバルトを使用したベーシックシザー
ドライカットにはステンレス製の刃が丸みを帯びたドライ用のシザーなどを使い分けることが多いのです!
基本的に最近、自宅でお子様の髪などを切る親子さんも少なくなって来てるのかな?と思います
僕が子供の頃、親に髪をよく切ってもらってました
まあ僕が髪を切りに行くと嫌で美容院で暴れまくるどうしようもない子供だったためでもあるのですが・・・
特に男の子だと、自分の髪型なんて全く興味もないので散髪が嫌でしょうがない子も多いと思います
やはり美容師もじっとしていてくれれば上手にヘアカットできるのですが、動かれると耳を切ってしまう恐れもあるし、基本うまくは切れません
そんな時はお母さんがちょっと髪を切れたらいいですよね?
意外に楽しいと思うので、失敗を恐れず試してみてはどうでしょうか?
では今回はこの辺りで!
ではまた